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大切な子どもの足と靴

『歯医者のHPになぜ足の話?』と思われるかもしれませんが、その理由は後で説明します。
さくら総合歯科ベビーキッズ歯ならびクリニック院長は、

・日独小児靴学研究会 プライマリー研修(8日)・アドバンス研修(1日)
・ファイブコンフォート 初級・中級・インソール・シューズセミナー(計9日)
・フットコーディネーションセミナー 基礎編・応用編・上級編(1日)
  応用編・基礎編 再受講(1日)
・フスウントシューインスティテュート 足と靴のプロセミナー(2日)
・インソールベーシック資格取得講座(1日)小児靴研究会 研修

など、足や靴に関するセミナーを多数受講した上で、足の保健指導を行っています。

右写真は、「日独小児靴学研修」最終日に講師の先生方と撮影した記念写真。
足や靴に関して、詳しく親切にご指導いただきました。

深刻な日本の足事情

日本人は、足に問題を抱えた民族、といっても過言ではありません。
(この根拠については後で説明します。)
その結果、高齢になったときに整形疾患で悩む方が多いことは、ご自身の周囲を見渡せば、なんとなくわかるのではないでしょうか。
しかし、足の問題は、実は生まれた時から始まっています。
つまり、日本では足の問題の多くが認識されておらず、放置されていることがこの現状の大きな要因と考えられます。

では、なぜ日本人は足に問題を抱えているのでしょうか?

靴の問題

日本はもともと靴文化ではなく、靴を頻繁に脱ぎ履きする環境が多い現状があります。
その結果、“脱ぎ履きしやすい靴”・“軟らかい靴”が選択される傾向にあり、これが子どもたちの足を崩している大きな要因であると考えられます。(注:硬い靴だからよいわけではありません。)

日本の保育の現場事情 1

例えば、あるお母様が、
『子どもにひも靴を履かせ、きちんと紐を緩めて脱ぎ、履くときはきちんと締めるよう教育した』
にもかかわらず、幼稚園で靴を履くのに1人だけ時間がかかることから、幼稚園の先生に
『もっと履きやすい靴に変えて下さい』
と言われた、と言っておられました。

日本の保育の現場事情 2

同じような状況を、三重県四日市市さくら総合歯科院長の知人からも聞いたことがあります。その事例(保護者よりのメール)を以下に紹介します。(HP掲載承諾済み)

息子が歩き出した1才5ヶ月の頃

ハイカットでマジックテープが2本のタイプのシューズで保育園に登園しました。
お迎え時に、この靴は、保育士が履かせるのに時間がかかるので、別の物に変えてくださいと言われました。

待機児童の多い認可保育園に息子が入ることができ、英語やリトミックなど幼児教育にも力を入れている保育園と人気の保育園でしたが、この件で一気に気持ちが冷めました。

そして気になったのが、保育士さんの履いている靴!クロックスタイプの靴を履いてお散歩させている先生方が多々。

そんな靴では急に子どもが走り出した時にどうやって引き留めるのでしょうか。

地震や予期せぬ事(事故)があった時にこどもの命を守るのは保育者です。どうやって駆け出すのでしょうか・・・。

便利さばかりを求めないで、こどもの足や自分の足を守るために、しっかりしてよ!と思いながら保育園に通わせていました。

責められない保育士さんたち

このような保育現場の現状を、責めることは出来ません。
なぜなら、保育士さんたちは子どもたちの足の問題を、誰にも教えられていないのです。
日本では保育園で長靴を履かせて歩かせる所もあるそうですが、長靴は典型的な「足を痛める靴」。
長靴はどうしても必要なシチュエーションに限定すべきで、また、出来れば長靴の「ひも靴加工」などにより、少しでも足に負担のかからないようにすることが必要です。
さくら総合歯科では、保育園での靴についての出張勉強会、足を痛めない予防処置としての「長靴のひも靴加工」も行っています。

ドイツの幼稚園では・・・

一方、ドイツでは幼稚園に入る前に、正しい靴の脱ぎ履きを教えておくのが一般的、と聞きます。
そして、脱ぐときはきちんと靴ひもをほどいて脱ぎ、お迎えに来た保護者は、子ども自身が入り口できちんと靴ひもを縛ってしっかりと履くのを待ち、それから帰って行くそうです。

これから、健康保険制度の維持が困難となり、今の子どもたちが今のお年寄りのような手厚い整形外科的医療が受けられることは望み薄であり、日本でも『正しい靴選び』を早く啓蒙する必要がある、と さくら総合歯科ベビーキッズ歯ならびクリニック院長は考えています。

子ども靴や保護者・保育者の靴が大切なもう一つの理由

子どもの靴は足の発育発達に影響が極めて大きく、よい靴を履かせ続ける事が大切です。
しかし、成長以外にも大切なことがあります。
もし緊急事態、急に逃げなければならない状況:たとえば地震のときなど、素早く逃げる時に、合わない靴では逃げ遅れるかもしれません。
あるいは、よくない靴では散乱した破片や瓦礫から足を守れないかもしれません。

一方、保護者や保育者は子どもを守る立場にあり、もし子どもが車道に飛び出したとき、あるいは車が歩道に突っ込んできたとき、靴は瞬時の動きを大きく左右します。

靴はこの意味でも大切なのですが、残念ながら日本では軽視されているのが現状です。

生活習慣

かつて日本は子どもの時に外でよく遊んだり、屋内では姿勢や生活態度について、厳しくしつけられていました。
しかし今は、“家の中でゲームなどをする時間が多い”・“ソファーにだらっと座っている”・“床の上でゴロゴロしている”など、生活習慣が大きく変わってきました。

座り方についても同様で、かつては床に座るときは正座をするようしつけられていましたが、今はいわゆる“お姉さん座り”や“ぺたんこ座り”・“体育座り”などをしている子どもが増えてきました。
これらは、足や体の発育にとって好ましくない座り方と言われており、これも子どもの時から足に問題を抱える原因となっています。

ドイツ人から見た日本人の足(脚)

ドイツの靴専門家が、
『日本人は足を見ればすぐわかる』
と仰います。
日本人は内股でチョコチョコ歩く人が多いのだそうです。
東洋人は欧米人よりも靱帯などが弱く、足に問題が起こりやすいのだそうですが、その中でも日本人の現状は“別格”だそうです。
一方、海外の歯科医師は、東洋人の中で日本人は判別しやすいそうです。なぜなら
『日本人は歯ならびが悪いのですぐわかる』
のだそうです。

足や歯ならびに問題の多い日本人。このままでいいのでしょうか?

そんな足の問題について尽力されている、ドイツ靴の専門家でドイツ語通訳でもある方が、ご自身のブログに日本人の足を憂慮する投稿をしておられました。
ご本人の許可を得て、以下に要約を記載します。


来日する外国人に

「なぜ日本人の、特に女性は内股でちょこちょこ変な風に歩くの?」

と少なからず質問される機会が多い。
出張先のドイツで、日本旅行の経験のあるタクシー運転手さんにも同じようなことを指摘されたことがある。

内股で歩けば、歩幅が短くなり、不安定で真っ直ぐ歩けず、歩行に必要な筋肉も均等に使われない。
実際、内股では均等な歩隔で真っ直ぐには歩けない。

内股で歩くことは、膝関節や股関節へ大きな負担をかけ、将来的に姿勢や歩行に大きな影響を与える。

その悪影響については、ドイツではここを周知の事実として医療機関で幼いころからサポートされている。

ドイツやオーストリアでは、出生後4~6週の健診で股関節の角度(内捻角度を見る検査・股関節の入り込み角度を検査)の超音波検査が義務づけられている。
その結果、角度異常が認められた場合には、立ちはじめる前に カエルのように開脚させる専用の矯正パンツ(開張パンツ)を保険適用で着用させる。

ドイツの産科病棟の看護師や、実際にお子さんに開帳パンツをはかせたお母様たちによると、医師や検査技師が股関節の入り込み角度を見極めて、適切な時期に開張パンツを処方し、時期を見てまた再検査(パンツ矯正終了時期)まで指導してくれたとのこと。

日本では靴を脱ぎ履きする機会が多い。しかし、現代は床で靴を履いて生活する機会が多くなった。そして、日本には独特の「上履き」と言う学校指定靴の文化や制度がある。

ドイツでは第二次世界大戦の反省から、学校などの公的機関が指定したものを半強制的に着用・購入させることは法律で禁止されている。

特に足を痛め易い、固定性・保護性がなく歩行をきちんと促してくれない靴、具体的には
・ バレーシューズのタイプ
・ 固すぎる女子高通学用指定靴
・ 学校内のトイレ用サンダル
・ 校内の上履きとしてプラスチック製や来客用スリッパを使用

などの着用を指定される場合が多い。
これらの靴は、ドイツを含むヨーロッパには見られないものである。
皆が自分に合った靴を自由に選び、室内靴と外靴を使い分けるのが普通である。

ドイツは一人当たりの平均靴所有数が世界一多い。
快適に、そしてその場所に合った靴をきちんと選択して着用する文化が根付いているといえる。

しっかりとした脚軸に大切な、幼児健診での股関節超音波チェックは日本ではドイツ程細かく行われていない。
この現状を知ったドイツ整形外科靴マイスターなどの専門家は、

『せめて後天的に内股歩きにならないように、歩き方と靴の履き方の啓発が大切』

と指摘する。

ドイツでは、お姫様座り(W開脚座り)も子どもの発育に大きな悪影響を及ぼす“子育ての禁止事項”と言われ、戦前から育児書で警告されている。

さらにドイツでは、自分で歯を磨かせるのと同じように、幼稚園に入園させるまでに親が子に正しい靴の脱着と紐結びを教えておくのが一般的。


日本では、着物やお座敷の文化・アニメの影響などで、お姫様座りや内股でちょこちょこ歩くことが「可愛い・女の子らしい」という誤ったイメージが一般に定着している。

日本でも、しっかりと踵をちゃんと収めて、そのまま足首を90度に保持してきちんと紐を締める・または折り返しのマジックできちんと足の真ん中を固定する履き方が定着し、子どもたちがしっかりとした脚軸になるように、日々奮闘している。


出典:㈱フィートバック ベーレ 操 様 通訳Mのお仕事日記より引用

ベーレ操様は、ご主人であるドイツ整形外科靴マイスター(マイスターは国家資格)とともに、日本の子どもたちの足を救うための活動をしておられる方です。
日本にこういう方がどんどん増えることを願ってやみません。

靴は子どもの人生を変えることも

日本人の中には、『靴なんてそんなに重要ではない』と思っている方が多いのではないでしょうか?
しかし、子どもの靴と、さらに言えば保護者や保育者たちの靴も、子どもの人生を変えることがあります。

私は小児靴の研修で、モデルとなってくれたボランティアの子どもたちの靴選びをしたことがあります。
たくさんある靴の中から、適切なサイズ・適切な基本性能・足の形に合った形状・脚の状態などを考慮に入れて選ぶ実習でした。

子どもたちには、何足か実際に履いてもらい、歩いたり走ったりしてもらいます。
すると、自分に合った靴を履いたとき、『歩きやすい』『速く走れる!』との実感を嬉しそうに話してくれます。
そしてもともと履いている靴に戻すと、『こっちの方が歩きにくい』などの感想を漏らします。

実際、歩行や走行しているところを観察すると、適切な靴を履いたときは足取りが明らかに軽やかで、脚の進め方も改善されます。つまり、靴は子どもたちの運動能力を左右することになります。

靴は危険回避能力を左右

合わない靴を履いていれば脚・脚の変形や痛みなど、色々な問題を起こしますが、それとは別に命に関わる可能性もあります。
上記『日本の保育の現場事情 2』にもありますが、靴は
・事故に遭いそうなとき(車が歩道に突っ込むなど)の回避行動
・犯罪に直面したときの回避行動
・震災時の瓦礫から足を守ったり、逃げるとき
などに影響し、場合によっては生死を左右する可能性もあります。
特に今後地震が多くなる可能性が指摘されており、決して他人事ではありません。
子ども靴は、命を守るための道具』といっても過言ではありません。
そして、それを引率する保護者、保育者も自身の靴を見直すことが必要である、と三重県四日市市のさくら総合歯科院長は考えています。


足と歯科の関係

歯科医院でなぜ足の話?

↑と不思議に思う方が多いことでしょう。
実は足指の問題は、姿勢に大きな影響を与えます。
そして、姿勢は歯ならび・かみ合わせに間接的な影響を与えることがわかってきました。
そこでさくら総合歯科ベビーキッズ歯ならびクリニックでは、歯ならびやかみ合わせが悪くならない予防のための健康保健指導の一環として、足(足指)の指導や靴の選び方指導などに取り組んでいます
因みに、当然ながら当院では足の病気の治療は行っておりません

足(足指)とかみ合わせの関係

脚軸のゆがみや足指の問題は、姿勢に影響します。
まず、X脚やO脚では正しい姿勢で歩行することは困難です。

一方、足指の問題も姿勢に影響します。
皆様は、一度は逆立ちをしたことがあると思います。
その時、手のひらはどのような状態だったか思い出して下さい。
皆、手の指を真っ直ぐにして指は開き、指先はしっかり地面をとらえていたはずです。
もし指が曲がっていたら、おそらく相当腕力のある方でもかなり大変だと思います。

それでは、立った状態でご自身の足指を眺めて下さい。
足指が大きく曲がっていたり、ねじれていることに気付くと思います。
それでも何とか立っていられるのは、下半身に筋肉が集中しているからですが、実は色々な関節や筋肉でかなり無理をして姿勢をコントロールし、無理な力が身体全体にかかっているのです。

その結果姿勢がゆがみます。

姿勢がゆがむと、約1kgの重さのある下顎の骨(下顎骨)でもバランスをとろうとします。
その結果上下の歯の位置もズレ、かみ合わせが変わります。

子どもの場合はそれが歯ならびかみ合わせが悪くなる原因になる場合があります。

大人の場合は、かみ合わせのズレによる

顎関節症
歯周病の進行加速
入れ歯が痛い

などの症状につながることもあります。

足(足指)と歯ならび

足指の問題は姿勢の悪化につながることは、上に示したとおりです。
姿勢が悪くなると、舌が後下方に引き下げられます(低位舌)。
舌と足指は筋肉の表面を覆う『筋膜』でつながっていることが、姿勢が舌の位置に影響を与える原因です。
低位舌は、口呼吸や異常な嚥下(飲み込み)の要因となります。
舌が後下方に引き下げられた状態は歯ならび異常の原因になることが知られています。
足指と歯ならびの直接的関係は証明されていませんが、間接的に影響が出ると予想できます。


生後の足の発達発育

足の成長として、アーチの形成と狭長化がおこります。
これらは、歩行動作そのものにより作り上げられることが、動物と人間の足の違いです。

足のアーチの役割

安定して長時間立ったり、長時間歩いても疲れないためには、足のアーチが必要です。
足のアーチは
(1) 歩行時にバネとして働く
(2) 体重移動をスムーズにする
(3) 神経や血管の損傷を防ぐ
(4) 母趾で地面をけりやすくする
役目も担っています。


代表的な足の問題

足のアーチが崩れた状態

足のアーチが崩れた状態の代表格は、扁平足開張足です。
扁平足は、かかとから親指のつけ根を結び、土踏まずを形成している内側縦アーチが崩れてしまった状態のことで、開張足とは、踏み付け部の横アーチが崩れて足の幅が広くなってしまった状態のことをいいます。
足のアーチが崩れると、色々な障害が起こります。

扁平足によっておこる障害

(1) 足関節の異常
(2) 前足部痛
(3) 外反母趾
(4) 開張足
(5) 内反小趾
(6) 舟状骨部痛
(7) 踵部痛

足指の問題

外反母趾

外反母趾については、多くの方がご存じだと思います。
足の母趾(親指)の先が人差し指のほうにくの字型に曲がった状態のことを言います。
親指つけ根の関節が内側の突き出すため、その部分が痛みます。
外反母趾はヒールを履く機会の多い女性に多い傾向がありますが、最近では男性も増加傾向です。(女:男=10:1)
遺伝的な素因(全身性関節弛緩)が関与していると言われています。

外反母趾は、日本でも戦前には殆ど見られなかったそうです。
また、アフリカの靴を履かない民族にはあまり見られないことでわかるように、靴の影響を受けている可能性が高いと言われています。

親指が10度くらい曲がっているのは問題ありませんが、20度を超えると何らかの対策が必要になります。

内反小趾

内反小趾は小趾(小指)が親指側に曲がった状態のことを言います。
O脚の原因の一つと言われています。
外反母趾については多くの方が気にしているのに対し、内反小趾は意外に見過ごされています。
靴をぬいで足の小指やその周辺を観察してみましょう。次のような症状があらわれていませんか。

・足の小指が親指側に曲がっている
・小指の付け根が外側に突き出ている

小指が10度以上曲がった状態を、内反小趾といいます。
曲がっている角度が10度を超えた状態を軽度、20度を超えると中等度、30度を超えた場合は重度と診断されます。

また、症状が中度以上の場合、小指が曲がるだけでなくねじれが発生していることがあります。(寝指)
内反小趾は、歩行よりも立っているときに影響があります。

内反小趾の原因として、誤った靴の選択の影響が大きいと言われています。
したがって、正しい靴選択をしているドイツでは、あまり問題にならないそうです。
一方、日本人にはこの内反小趾が多く見られます。

屈み指(かがみゆび)・槌趾(ついし)

足指の第2関節(指先に2番目に近い関節)、第3関節(指の付け根の関節)を無意識に折り曲げている状態のこと。
第1関節が伸びた状態(伸展位)を屈み指(ハンマートゥ)、曲がった状態(屈曲位)を槌趾(クロウトゥ)と呼びます。

寝指

捻れて爪が横を向いている状態の指のこと。
日本人の学童期以上の小指のほとんどに見られます。
ひどい場合は、薬指や中指に見られることもあります。
多くの場合、靴が原因といわれています。


子ども靴

大切な子どもの靴

子どもの足を育む上において、靴は極めて重要です。
さくら総合歯科院長が小児靴について学んだ先生は、
最初に靴選びをした人の知識によってその子の足の一生が決まる!
という趣旨の話をされたことがあります。

実際、足に問題があり、良い靴に変えようとしても、いったん
靴は自分が好きなデザインのものを選ばせてもらう
という感覚が染みついてしまうと、機能を優先した保護者(専門家)が選択した靴を気に入らず、履いてくれない、という経験をしたことがあります。

最初に“靴は機能を第1優先事項として選ぶもの”という“教育”をきちんとしておかないと、あとで正しい選択基準を子どもに納得させることは大変であり、母子ともにストレスを抱えることになります。
さくら総合歯科ベビーキッズ歯ならびクリニックが靴の問題を手掛けようと思ったのは、
“初めて靴を履かせる前に予め保護者を教育することにより、子どもに正しい知識を身につけさせる”ことの重要性を認識したことが、その理由です。

靴の目的

・ 足の保護機能
・ 足の機能を高める
・ ステイタスシンボル・ファッションとしての役割
などが挙げられます。

靴の構造

靴は、アッパーとソールから成り立っていますが、実際には多くの部品を使って、複雑な構造で作られています。

アッパー(upper)

靴の底を除いた上の部分のこと。
気候の影響や衝撃から足を保護し、歩行の際に足が靴の中でずれないように足を密着させる役割があります。

ソール(sole)

中底や本底等、足を支える土台部分のこと。
ソールには路面の凸凹などによる衝撃や危険物から、足を保護する役割があります。

インソール

日本では インソール=中敷 というイメージが定着しています。
しかし海外(特にイギリス)ではインソールと中敷は同じではありません。

・ インソール=中底(靴の甲部と底部を結合する部分)
・ ソックライニング(中底の上に貼るシート)=中敷
・ インナーソール(ソックライニングの上に後で挿入するもの)

靴の製造方法

靴には見えない部分にも様々な部品が使われており、そういうところまで良い材料を使ったものは、安価では製造できません。
安価なものは、材料コストが極限まで切り詰められており、弱い素材やからだに悪い接着剤なども使われている場合があります。

もう一つ靴の価格を左右する要因として、作り方の違いがあります。
安価な靴は、当然ながら手間のかかる製法は使われません。
したがって、靴を選ぶときは、あまり安価な靴は要注意です。
(但し、高価であれば良い、というわけでもありません。)

グッドイヤーウェルト製法

はがれにくい
高級靴

セメント製法

アッパーと中底を接着する
つけるときに1tの力をかけて引っ張ってつけるので、伸びやすい

カリフォルニア式製法

アッパーと中底が縫われている

インジェクション製法

安いスニーカーに使われている

靴のサイズ

日本の17cmサイズの靴を計測したら、実寸が17cmのものが多く、それより小さなものの方が多いそうです。
つまり、捨て寸がゼロの靴がかなり販売されているようです。
捨て寸を常に考慮して、靴は選択するべきです。

子ども靴の選択時に考慮すべき要点

皆様は、子ども靴を“脱ぎ履きのしやすさ”・“デザイン”・“店員に勧められるまま”で選んでいませんか?
上に述べたように、靴は子どもの足の成長発達に極めて大きな影響を与えます。

靴の選択は、本当に大切です。
当院では、素材、デザイン、つま先形状、踵部分、靴底、インソールなどについて適切な靴選択方法をアドバイスしています。


お問い合わせ

通院中以外の方のお問い合わせは、さくら総合歯科Facebookのメッセンジャーにてお願い致します。
通院中の方は、お電話でお願い致します。
お電話は、必ず月曜から土曜(休診日を除く)の午前中にお願い致します。
icon 電話番号059-326-0054


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