ベロの部屋

ベロの部屋

ベロの部屋

歯の並んでいる内側のスペースを、さくら総合歯科では
ベロの部屋
と呼んでいます。
ベロの部屋の大きさは、呼吸に影響を及ぼします。

歯を抜いて矯正治療を行うと、ベロの部屋が狭くなる

もともと歯ならびの悪い人、かみ合わせの悪い人、そして歯を抜いて矯正治療を行った人の共通事項として、ベロの部屋が狭くなる、という問題があります。
「ベロの部屋」と言う言葉は、東京のベテラン矯正専門医が提唱した言葉です。
歯の内側には舌があり、それは食事や会話、嚥下など、極めて複雑で高度な仕事をしています。
舌が十分に機能を発揮するためには、十分なスペースが必要です。ところが、歯を抜くなどしてスペースが狭くなると、舌は後下方に押しやられます。

位置が下がった舌は呼吸を抑制

舌の後ろには「咽頭」があり、舌が下がればそこが狭くなります。
咽頭は空気と食物の通り道。舌の機能が悪ければ食物を飲み込む機能にも問題が生じますが、それより問題になるのは「呼吸を抑制」すること。
つまり、体が酸素不足になるのです。
抜歯の呼吸に対する影響については、歯を抜くべきでない理由のページをご覧下さい。

酸素不足になると、
・ ボーッとしている
・ 落ち着きがない
・ 機嫌が悪い
など、様々な症状を呈します。

ベロの部屋を広くする方法

ほんの少し広くする場合

食生活をはじめとした生活習慣の改善でも、時間をかければある程度広くなる場合があります。
ただ、5歳以降では、上あごを拡大する何らかの装置を使用することがあります。

しっかり広くする必要がある場合

この場合は上あごを拡大する装置を必ず使用します。

ベロの部屋を獲得確保してから歯を並べる

広いベロの部屋を獲得すれば、同時に歯の並ぶスペースが出来ます。そのあとで、マイオブレイスなどを使って歯を並べます。